「夢がひろがる」、と妻は言った。
1時AM前、終電で帰ってきた妻に、ぼくは言った。
「もう、物件探しは、これ以上やっても同じかなと思う。どこの不動産屋に行っても、同じ物件を紹介されるし、それで、ぼくは、もう本町の『古民家』か、旭区の『ぐりーんまん』しかないって思ってるんやけど、どう思う?」
妻は少し笑って、
「でも、『ぐりーんまん』は旭区やん。守口でやりたいんやろ。だったら、もう『古民家』しかないやん」
「そっか(そう思ってくれてたんだ、やっぱり)。ただ、本屋をやりたいわけじゃないしな。人が集まれんと意味がない。でも、お金(家賃・リノベーション)の面が気になるんよな、やっぱり。そこがネック。でも、『古民家』しかないかな、やっぱり」と、ぼく。
「あそこやったら、夢がひろがる」と妻。
物件、とりあえず、ぼくと妻のなかでは、決まりつつある夜だった。
とりあえず、メモ程度に更新。