著者と読者の間にある人はすべて『本屋』
11/8*1に引き続き、11/22(土)、参加した「これからの本屋講座〈第2期〉」(2回目)の感想、及び、旅の記録。
*
11/22(土)。
前夜、寝付いたのが遅く、9時すぎ、起床。すでに食べ始めていた息子とともに朝食。
10時すぎ、妻と息子にベランダから手を振られながら、出発。前回と同じ、伊丹空港から、12時発、ANA24便、羽田空港行きに搭乗。
機内で、空港で買った「SAVVY (サビィ) 2015年 01月号 [雑誌]」を読んでいると、カメリア・マキの2015年の占い(しし座)に、
12年周期で最高の活動期を通過中。去年の後半からこの周期は始まっているが、重圧と停滞の星の影響下でのスタートだったので、期待したほど手応えの現れていない人は年明けからが本格的。あれこれ迷わず目標はできるだけ絞り、一点に集中して全力を尽くすことで達成や成就が可能。評価や収入アップを目指すなら、思い切って勝負に出るとき。
との2015年の運勢。
占いに頼っててはいけないのだけれど、占いに頼りたいぐらい「重圧と停滞」にいるので、素直に喜んだ。
- 出版社/メーカー: 京阪神エルマガジン社
- 発売日: 2014/11/22
- メディア: 雑誌
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13時すぎ、無事、羽田着。
それから京急に乗って、黄金町まで。ずっと「おうごんちょう」って呼んでたけど、「こがねちょう」だと知ったのは、車内のアナウンスで。
15時前、帰りが遅くなりそうなので、今回も先に宿(アネックス末広)にチェックインしておいた。
前回の宿(ヨコハマホステルヴィレッジ林会館)が、あまりにも怨念渦巻いていた部屋だったので、ちょっと心配になり、部屋を覗くと、狭いのは狭いけれど(3畳ほど)、とてもシンプルできれいな良い部屋だった。
宿の近くの浦舟町バス停から横浜市営バスに乗り、桜木町まで。
3連休初日の街は、とても多くの人でごった返しており、そのなか、急にお腹の具合が悪くなって、ランドマークプラザ内のトイレに駆け込む。ものすごい水様便で驚いた。
16時前、「これからの本屋講座」の会場である、BUKATSUDO着。
前回に引き続き、16~18時の講座は、〈第1期〉の方のブラッシュアップのつづきの場。
前回よりも1期生の方の数は多く盛り上がった。前回は、ぼくの他に2期生の方もいたのだが、今回はぼくひとりだった。
講座参加者のみ公開のfacebookグループ(これからの本屋研究室)で話題になっていた話からスタートし、1期生の方(約10名ほどだったか)それぞれの「(広義の)本屋」についてのアイデアや試行、準備計画が発表され、刺激を受けた2時間だったけれど、それらについて的確にコメントし、さらにアイデアを膨らます内沼(晋太郎)さんも、すごいなぁ、とやっぱり思った。
(ここでみなさんのアイデアを紹介し、感想を書きたいところだけれど、了解を得ていないので、残念)
18時から〈第2期〉の講座が始まる19時までの間、ランドマークプラザ内のセブンイレブンに行き、おにぎりを買い、階段に腰掛けて夕食。
夕食を摂っていると、ドックヤード周辺にものすごい人だかりができてきたので、「なんだろう?」と思っていたら、「ドックヤード・プロジェクションマッピング*2」とやらで、「スター・ウォーズ」が上映されるようだった。
19時、「これからの本屋講座〈第2期〉」(2回目)がスタート。
今回は、内沼さんから事前に課題が出されており、それは
自分がやりたい本屋に一番近い(と思われる)本屋、もしくは気になる本屋について調べる
というもので、先に内沼さんから、一冊の本が、著者から読者に届くまでどのような経路を辿ってくるかの、ひと通りの説明があった後(そのなかで、内沼さんが、本の読み聞かせをしている人や、ブログで本を紹介している人も含めて、「著者と読者の間にある人はすべて『本屋』だと思っている」と言われていた)、参加者それぞれの「自分がやりたい本屋に一番近い(と思われる)本屋、もしくは気になる本屋」を発表。
まずは、Nさんが「恵文社一乗寺店」について、その紹介と疑問点などを発表し、それについて、わかる範囲で内沼さんがコメント。次に、ぼくが「ブックスふかだ」について紹介し、それについて内沼さんがコメント…というように、その後、「ヴィレッジヴァンガード」、「森の図書室」(渋谷)、「アール座読書館」(高円寺)、「July Books/七月書房」(下北沢)、沖縄で自ら経営されている書店、…など、さまざまな形態の「本屋」が参加者から挙げられて、とてもおもしろかった。
本屋の形態は、今はさまざまにあり、「まさに『これからの本屋』」とはどのようなものかを考えさせてくれる時間となった。
講座が終了間際、長野県北部を震源とした地震が発生し、会場にもアナウンスが流れて、少しハプニングはあったけれど、22時すぎ、無事講座終了。
その後、BUKATSUDO内で、みんなで少しだけビール。
いよいよ、次回(来週・11/29)からは、これまで1期生の方が発表されてきた「自分のやりたい(かもしれない)『本屋』のイメージ」を、1期生の方々とともに、ぼくら2期生も発表することとなる。
23時前、解散。
解散後、桜木町から横浜市営地下鉄ブルーラインに乗り、阪東橋まで。
どうにも空腹で、駅近くの「すき家」で牛ねぎ玉丼(中盛)を食す。それからコンビニで翌日の朝食を買って、宿に。
やっぱり昨日も、うまく眠りにつけず(最近、全然眠れないのだけれど、どうしたものだろう?)、部屋でテレビを見ていた。寝付いたのは3時すぎだったか。
*
11/23(日)。8時すぎ、起床。
洗面を済まして、朝食を摂り、9時すぎ、チェックアウト。
浦舟町から京急バスに乗り、横浜駅へ。途中、ものすごい交通事故現場(横転事故)を見た。パトカーや救急車が何台も止まっていた。
横浜駅から、東急東横線に乗り、武蔵小杉まで。
前日オープンした「グランツリー武蔵小杉」内にある、紀伊國屋書店・武蔵小杉店へ行ってみた。
「ムサコ」(武蔵小杉)、ぼくが東京在住のころから、いろいろとおもしろく活気のある町だとには聞いていたけれど、ものすごい大きな街でびっくり。
そして、「グランツリー武蔵小杉」は、ものすごい人。
紀伊國屋書店・武蔵小杉店は、店頭の入口、いちばん目立つコーナーに「本(について)の本」が並べてあったのが、今の時代を表しているというか、なんというか、紀伊國屋書店というメガストアでも、本を売るということについては、でもいろいろと大変なのかもしれない、と穿った見方をしてしまう。
奥にはカフェ、子どもが遊べるスペースもあった。
オープニングフェアで文庫本に限定カバーをしてくれるようだったので、単行本が出たときから気になっていた、堀江敏幸『なずな (集英社文庫 ほ 23-1)』を買ってしまう。
店内は開店祝いの百合や蘭、その他さまざまなの花の匂いが入り混じりながら充満しており、ちょっと酔いそうだった。
「これからの本屋講座」で話題になっていた「iBeaconを使ったpush情報配信の試み*3」は、アプリを入れるのに、敷居が高すぎて試さず。
- 作者: 堀江敏幸
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/11/20
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紀伊国屋書店を後にし、また東急線に乗り、前日の「講座」で話題になっていた「BOOK APART」に行ってみようと、大倉山まで。
(「BOOK APART」は、greenz.jpの記事でも紹介されており、気になっていた)
開店時間(12時)までには、まだ時間があったので、駅近くのドトールでコーヒー。
以前は知らない街に来ても、いい喫茶店と本屋を見つける「眼」だけには自信があったけれど、最近どちらも減っているのか(なくなっているのか)、眼が鈍ったのか、まったく見当たらず。コーヒーが飲めそうだったのは、スタバとミスドとドトールだけだった。
ドトールで、津村記久子『ワーカーズ・ダイジェスト (集英社文庫)』読了。
- 作者: 津村記久子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/06/25
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12時すぎ、Google mapを頼りに、少し迷ったけれど、「BOOK APART」着。
店を入ると、いきなり店員さん(三田さんだったのか?)がいてびっくり。「2階と3階に本が並んでいます」と声をかけられ、階段を上がる。
これが集合住宅として、ふつうに住めるのかどうかは、少し疑問な「つくり」だったけれど、むしろ本屋さんとしては、かなり良い感じ。もっと、デザインやファッション関連の本が多いのかと予想していたけれど、日本文学、人文系の単行本、文庫本、絵本もしっかり。それから、ぼくの好きな「BRUTUS」や「STUDIO VOICE」、「暮らしの手帖」のバックナンバーなどの雑誌もしっかり。
角田光代・佐内正史『だれかのことを強く思ってみたかった』を購入。
- 作者: 角田光代,佐内正史
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
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13時すぎ、店を出て、東急で大倉山から横浜、京急に乗り換えて、14時すぎ、羽田空港国内線ターミナルへ。車中では、内田樹『街場の戦争論 (シリーズ 22世紀を生きる)』を読んでいた。
お土産売り場で、息子に「妖怪ウォッチ」のお菓子と、ジバニャンのおもちゃを購入。
これまた前回同様、15時発、ANA31便、伊丹空港行きに搭乗。「富士山がきれいに見えます」とのアナウンスだったけれど、逆方向で見られず残念。
機内では引き続き、内田樹『街場の戦争論』を読んでいると、あっという間に、16時すぎ、伊丹空港着。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: ミシマ社
- 発売日: 2014/10/24
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18時前、帰宅すると、きょうは、妻の前職場であった「やしろの森公園」(兵庫・加東市)で開催されている「収穫祭」に出かけていた妻と息子は、まだ帰っておらず、妻から「渋滞に遭って、遅くなりそうだから、先に夕食食べておいて」というメールも届いたので、ひとり鍋。
20時前、妻と息子が帰宅。お菓子をいっぱい食べて、息子は夕食は「いらない」と言うので、妻とともに、鍋をつつく。