たられば書店 (仮称) 開業日誌

大阪・守口市に「まちの本屋」(たられば書店[仮称])を開こうとする試み

すべからく、こと、山本大介と申します。
大阪府・守口市近辺で本屋を開業しようと思っています。(今のところ)屋号は「たられば書店」。
日頃忘れてしまいがち/あきらめてしまいがちなこと、「もし、…し『たら』/きっと、…す『れば』」を叶えられそうな場所をつくりたいと思っています。

普段は4才の男の子の父親であり、現役「主夫」です。

いま、どんな本屋が求められているのか? ぼくはどんな本屋がしたいのか?
書店業にはほぼ就いたことのない、ずぶの素人ですが、そんなぼくが考え、実行する記録です。
※2014年12月以降、ずいぶん更新停止していましたが、再開しました。(2016.2.25~)

にちじょうごともちらほら書いています。にちじょうと本(屋)は地続きだと信じているので。



妻、ストパー

 朝、なぜか自室ではなく、妻と息子のいる和室で目覚める。
 どうやら、夜中、息子がオシッコに起きたときに、自室で眠っているぼくを和室に連れて行ったらしい。寝ぼけていて、まったく覚えておらず。

 昼寝中の午後、妻が美容室へ出かける。息子はまだ眠っていたので、この辺りの地主さんと深い関係を築いているN不動産に、店舗用の物件が出ていないか問い合せの電話をすると、「今、うちでは店舗用の物件はありません」と答えられる。「それでは、ホームページにいくつか掲載されている物件は、もう契約済みだということですか?」と訊ねると、そういうわけでもないようで、どうやら、あまり店舗用の物件の契約に乗り気ではないようだった。こちらも、それならと、

「ホームページで紹介されている『古民家』について、駅前のK不動産で紹介されたのですが、これは、そちらの会社が直接管理している物件ですよね?」
「そうです。もう2年ぐらい空き状態になっています」
「こちらの物件は、売買での契約はできませんか?」
「こちらは大家さんが、賃貸での契約を望んでおられます」
「やはり、そうですか(残念)。あと、この物件の申込・契約なんですけど、最初に紹介されたK不動産でするのと、直接管理されているそちらでするのとでは、何か金額の違いなどはありますか?」
「いいえ、ありません。むしろ、K不動産で紹介されたのなら、そちらに申込・契約していただいた方が、不動産商売のルール上、助かります。もし、弊社で申込・契約されることになると、『紹介したのはうちなのに』と、K不動産から責めを負うことになりますので」

などのやりとり。
 これは、もう、申込・契約するのなら、いちばん最初に紹介してくれた、K不動産ですることがいちばん懸命のようだった。
 その後、K工務店と「あいみつ(相見積もり)」しようと考えている、A社のOさんに電話。
「『下町のぐりーんまん』のほかに、良い物件が見つかっていないか」ということと「別の不動産屋で紹介してもらった物件のリノベーションの相見積もりをお願いしたい」旨を伝えると、「物件は今のところ見つかっておりません。それでは、不動産屋さんからもらった物件の図面や詳細資料をメールで送ってください、あと、設計コンセプトなど箇条書きで良いので、添えてください」と言われたので、さっそく、先日(3日)のK工務店での打ち合わせ時に使った資料を少し修正して、メール送信。

 18時前、妻帰宅。前髪だけ、ストレートパーマをあててもらったようで、どんぐりのような髪型になって帰ってくる。
 妻と息子が夕食をつくっている間、明日の午前中の「カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社」(蔦屋書店 梅田)の会社説明会に持参しなければならない、履歴書と職務経歴書を作成。
 来春オープン予定の「蔦屋書店 梅田」のオープニングスタッフを募集していたので、先月、リクナビを通じて、応募していた。
 本屋を開業しようとしているのに、応募するなんて矛盾しているのはじぶんでもよくわかっている。そして、本気で応募しても、何の経歴もなく、この年齢(40才)じゃ採用されないのもわかっている。でも、まず、大きな会社の会社説明会とやらに行ってみたかったのと、「蔦屋書店 梅田」がどんな書店を目指しているのか「敵情」視察。もちろん、向こうは、「たられば書店」などという守口の小さな、できるかどうかわからない書店なんて知らないだろうし(開業していないのだから当然だ)、相手にもしないだろう。
 ただ、どちらも行ったことはないけれど、ぼくとしては「代官山 蔦屋書店」や「函館 蔦屋書店」は、今、大型書店のなかでいちばん気になっている。地名を店名の前にもってくるあたりがいい。

 心配なのは、台風18号が接近しており、予報では明日午前中に本州上陸見込み。警報が出ていると、保育所に息子を連れて行けない。そうなると、10時からの説明会に参加することはできない。どうか、台風、はやく過ぎ去っておくれ。

 夜中、「たられば書店」のホームページである、tarareba.jp(すでに取得済)のドメイン設定や、メールの設定など。メールの送受信がどうしてもうまくいかず。

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